誰のためのデイサービスなのか?

あなたが経営しているデイサービスは誰のために存在しているのでしょうか?

当然、「利用者さんのためだ!」と伝える経営者も多いと思います。しかし、本当にそうでしょうか?

利用者さんの中には自ら希望してデイサービスを利用している方はどれくらい存在するでしょうか?

 

私がサポートしているデイサービスには利用者さんにとても人気があり、【待ち】の状態になっているところもありますがその状態は稀ではないでしょうか?

 

多くのデイサービスは利用者さんが自ら希望して利用することは半分に満たないと思います。

 

では、本当に利用したい人は誰でしょうか?

 

もう答えが解った人もいると思います。そう、利用者さんの御家族です。

現在、核家族化の影響で独居の方や高齢になった御夫婦だけで生活している方が多く存在します。

昔ながらの日本的考えでは子どもたちが親の面倒を見るというものがありましたが、介護離職や介護疲れなど多くが社会問題となり、自分たちで親の面倒を見るという考えは限界が来ています。

国は自立した生活を進めていこうとしているため介護保険サービスの適正化を進めており、地域包括を中心に制度やサービスは充実しつつあります。

 

しかしながら、親の面倒を施設に任せるということを世間体を考えるあまりに利用しない人もいることも現状です。
この世間体というのはとても難しい問題で私たちは必ずどこかのコミュニティに属して生きています。そのコミュニティ全体が当然のように親の面倒を子どもが見るという考えである時は急激に介護サービスの利用率は減ります。

 

しかし、実際には介護の素人当然である子どもたちが親の介護をするよりも介護のプロである介護事業所が担当する方が良い環境を創り出し、その人らしい人生を送ることができるのも事実です。

 

もちろん、私たちは強引に利用を進めることができません。

しかし、親の介護をする人たちに「自分たちが親の面倒を見るよりも介護のプロにお願いして、親が楽しく自分らしく生きてくれる環境を提供しよう」と考えてくれるように工夫し伝えていくことはできます。

 

これから介護事業所は、親の介護を担当する人たちに利用しやすい環境を作っていくことが求められます。それは単純に機能面だけではなく、安心して親を任せられる工夫や世間体を気にしないで済む工夫である必要があります。

 

利用者もその家族も笑顔になるデイサービス。

そんなデイサービスを目指してみてはどうでしょうか?